ナヴァラ県を越えて、ワインで有名なラ・リオッハ県に入る。巡礼を厚遇する県の政策なのか、道筋を示す標識などが整備されている。路は両側に葡萄畑が続くなだらかな丘陵地帯を進む。集落は木立ちに囲まれ、小鳥が囀っている。南アフリカ・ケープタウンから来たという母と娘が連れ立って行く。
「嵩雀(あおじ)鳴く 巡礼の路 母娘連れ」
「大麦の 穂群畳々(じょうじょう) 黄金に
染めて巡礼路(カミーノ)に 陽は昇り行く」