星月日記

巡礼と遍路の記録

 

1.スペイン巡礼

 ここにご披露するのは、2006年初夏、北スペインを歩いた旅の印象を拙い俳句・短歌で綴り、それにスケッチを附した私的な旅行記です。

 

 2006526日、フランス国境の町サンジャン(Saint Jean Pied de Port)を出発し、同623日、スペインの聖地サンチャゴ(Santiago de Compostela)に到着するまで、約800kmの行程を徒歩で踏破しました。これは、有名なカソリックの巡礼路で、「サンチアゴの路」(El Camino de Santiago)と呼ばれ、巡礼路全体がユネスコの世界遺産にも登録されています。9世紀から始まったとされ、中世以来、全ヨーロッパからカソリック信者の巡礼がこの路を辿ってきました。現在は世界各国から、宗教を問わず、老若男女が徒歩で、自転車で、バスで、北スペインを横断してサンチャゴ聖堂を目指しています。日本からは年間約800人がこのルートを訪れるそうです。

 

 私はカソリック信者ではありませんが、この路を歩いて自然と歴史や文化に触れることが出来、途中で20カ国からの人々と交歓する機会を得ました。また一人で歩く間に、普段とは違った形で自らと向き合うことが出来ました。

 

 旅の間は日誌も記しましたが、それとは別に、周りの自然・文化に触れて強い印象を受けた時、なぜかその思いが俳句や短歌の形になって浮かんできました。これらの詩形について、それまで手ほどきも受けず、全く馴染んでいなかった私ですが、日本人としての自然な発露でしょうか。それらの拙い作品を然るべき添削も受けずに、私的なメモアールの形で発生順に並べました。スケッチは現場で描いたものに、帰国後、写真(一部他人の作品を参照したものあり)や記憶を頼りに仕上げたものを加え、場面の説明として附しました。

 ご笑覧の上、ご批評を賜れば幸甚です。

 

      2006815日           三田 善男

 

2.四国遍路

 2007年秋四国八十八箇所を40日かけて歩きました。

 その途中で知人に出した絵手紙を軸にして「遍路印象記」を作りました。お寺の紹介や典型的な遍路風景は優秀なガイドブックが多数ありますのでそれらに任せて、ここではあくまで個人的な印象と感想を綴って見ました。御笑覧下されば幸甚です。

又2006年夏スペイン巡礼を歩きましたので、それとの比較を最後に纏めています。独断と偏見については予め御寛恕を御願い致します。

      20081月           三田 善男

 

3.例幣使街道

 

4.熊野古道(作成中)

 

5.その他

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